被災残土再生化

街の安心と
新資源の誕生

河川改修を進める上で立ちはだかる壁

台風や大雨による川の氾濫が街の悩みでしたが、 水が溢れないように川底を掘削し河川の改修を行っても、木片やゴミの混ざった被災残土が大量に出るため、 その保管場所にも困っていました。 そこで地域の行政と民間企業に働きかけ、その問題を解決すべくタッグを組み、被災残土を再生化する取り組みに一丸となって着手。そのおかげで安心な暮らしと被災残土の再生化による新たなビジネスも生まれ、この街にたくさんのメリットを与えることになりました。

試行錯誤のゴミの除去

プラントでは、「洗浄・選別ライン」にて洗浄後に振動ふるいで分級し、ゴミを機械で取り除いていますが、堆積された汚泥や鉄くず、環境問題にも取り上げられているペットボトルやプラスチックなどの破片の混入があり、再利用できる骨材にするためには、これらのゴミの除去が最大の課題でした。何度も何度もさまざまな工夫を繰り返し、やっと混じりけのない骨材ができるようになりました。

新しい資源の誕生

こうして再生された高品質の骨材は髙評価で、県外ニーズも多くさまざまな場所で使われるようになりました。

プラント全景

骨材は、粒の大きい砂から細かい砂まで分類され、暮らしのいたるところで使用されるコンクリートの材料になります。
◎ビル ◎高速道路 ◎トンネル ◎橋梁 ◎ダム ◎一般道路 ◎線路 ◎消波ブロック ◎港 など。
ハードルの高かった被災残土の再生化の成功は、災害の多いわが国にとって大きな救世主となるはずです。

災害の規模が大型化している昨今、 地域の方々が安心して暮らせるために
河川の改修および被災残土再生事業は急務です。


◎事業パンフレット

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